「やる気が続かない」「何をしても三日坊主で終わってしまう」。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。その原因は、やる気の源が「外」から来ているからかもしれません。
今回は、やる気を長続きさせる「内発的動機付け」とは何か、そしてそれを高める方法について詳しく解説します。
「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の違い
モチベーションの種類には、大きく分けて「内発的動機付け」と「外発的動機付け」があります。両者の違いを理解することで、自分に合ったやる気の維持方法が見えてきます。
内発的動機付け
「知りたい」「楽しい」「成長したい」といった、自分の内側から湧き上がる動機が源です。
- 好奇心や関心によるやる気
- 趣味や好きなことから来る継続力
- 自分のやりがいを感じられる
外発的動機付け
報酬や評価、罰など、他者や環境によって生まれる動機です。
- 昇給・昇進・褒められるなどの見返り
- 「○○しないと怒られる」といった圧力
- 短期的には効果があるが長続きしにくい
なぜ「内発的動機付け」が大切なのか
例えば「資格取得」を目指して勉強を始めたとします。最初はやる気があっても、途中でモチベーションが下がることがありますよね。その原因の多くは、外発的な動機付けに頼っているからです。
「就職のため」「上司に言われたから」といった外発的な理由ではなく、「学ぶのが楽しい」「自分の成長を感じたい」といった内発的な理由を持つことで、やる気が長続きします。
内発的動機付けを高める3つのポイント
① 楽しさを見つける
日々の活動の中に、自分が「面白い」と感じる瞬間を見つけましょう。ノートをまとめるのが楽しい、意見が採用されて嬉しい──そんな小さな発見が継続の鍵です。
② 自分で決める
「やらされている」のではなく「やりたいからやる」という意識を持つこと。自分で目標を設定することで、自己決定感と自信が育まれます。
③ 報酬に頼らない
外部からの報酬が内発的動機を弱める「アンダーマイニング効果」に注意。報酬が目的になると、本来の楽しさを見失ってしまいます。
まとめ:やる気は自分の中にある
長く続けられる行動の源は、他人からの期待や報酬ではなく、自分自身の中にあるやりがいです。「内発的動機付け」を理解し高めることで、日々の生活が前向きに変化していくでしょう。
- 楽しさを見つける
- 自分で決める
- 報酬に依存しない
「やりたいからやる」という意識が、行動力・継続力・成果を生み出す鍵です。

今日から少しずつ、自分の中にある「やる気の種」を育てていきましょう。
あなたの毎日がもっと前向きになりますように。